好きなものは、犬、馬、熊とアメリカ映画
ハチ公物語
亡くなった主人を渋谷駅でずっと待ち続けた忠犬ハチの実話はあまりにも有名なお話です。
その渋谷駅に忠犬ハチ公を称えて銅像があります。
令和の世になっても銅像の周りにはたくさんの人たちが(待ち合わせスポットですけどね。)
今は亡き仲代達也さん主演の日本のオリジナル版もいい映画だと思います。
大正という時代背景、一般庶民が犬を飼うほど生活のゆとりが無かった時代だとわかっていますが
実話に基づいた物語だからこそ尚さらに、どうしてあの時一緒に連れて行ってあげられなかったのかと犬ばかの私には心情的には割り切れないちょっぴり不満の残る映画となりました。
![]() | 10年もの間 亡くなった主人を待ち続けた犬のお話 「ハチ公伝説」は 日本ではあまりにも有名な実話です。 映画化され、20年の時を経て ハチは海を渡った。 | ![]() |
日本人の繊細な感情なんて表現できないだろうし、ましてその時代の日本の現状も・・と思ってたけど、泣けた
ちゃんと秋田犬を起用して、ストーリーもほぼ忠実にリメイクされてて
余計なセリフや泣かせよう泣かせようとするナレーションや音楽も無く、犬の表情を見ているだけで静かに心揺さぶるんです。
アメリカの動物が出る映画やドラマって、動物の演技がすごいんです。
トレーナーさんだったり、カメラワークだったりのスキルが凄く大きいと思う。
日本の場合は役者さんがいくら一生懸命に演技しても犬に表情が無くてぎこちない、やらされてる感が見えてしまう。
犬って本来表情豊かな動物なんです。
![]() | 迷子になったハチを飼うことになった大学教授のパーカー 愛情いっぱいに育てられたハチは 毎日パーカーを駅に迎えに行くようになる。 |
![]() | パーカーの突然の死を知らず 帰らぬ主人を駅で毎日帰りを待つハチ |
![]() | 月日は流れ次第に弱っていくハチ それでも毎日駅に・・・ |
![]() | 朦朧とした意識の中で ハチは待ちわびた、そして大好きな、 パーカーと再会する。 |
ハリウッド版にしては珍しく、過剰な演出もなく、静かで、穏やかで、じ~んわりと感動が伝わる作品でした。
ハリウッド版、さぞ娯楽的に出来てるんだろうと思って、観て、こんなにも静かな感動を与える映画が出来るんだと驚きでした。
でも、ラッセ・ハルストレムという監督のクレジットを見て納得でした。
あの「ギルバートグレイプ」の監督だったんです。本当にいい映画です。
DVD発売と同時に購入して、また観て、また泣けて、癒されました。
わんこって、ほんとうに、いいですねえ。
ハチ公のようなお話は他にもあります。
イタリア版忠犬ハチ公は「フィド」(A Dog Named Fido)も世界的に有名な実話です。

溝に落ちて身動きが取れなくなっていた野良犬を助け出し、家に連れ帰って治療を行った。
wikipedia
カルロと妻はその野良犬をフィドと名付けて飼うことにした。
回復したフィドは働きに出るカルロをバス停まで見送り、また夕方になるとバス停まで行き、バスから降りてくるカルロを出迎えた。
フィドはこれを毎日繰り返した。(中略)
空襲で命を落としたカルロ、その日もバス停まで迎えに行くフィド
しかしカルロはバスから降りて来なかった。
翌日もその翌日も、以降フィドが死ぬまで14年間、毎日夕方になるとパス亭へ出迎えに行っていたフィド。
フィドの遺体はカルロのお墓の近くに埋葬されたそうです。
犬に限らず、動物と人間の心の絆、奇跡の実話は世界中にもっとたくさんあるんでしょうね。
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